@article{oai:hbg.repo.nii.ac.jp:00002903, author = {大迫, 知佳子 and Osako, Chikako}, journal = {子ども学論集}, month = {Mar}, note = {application/pdf, 1830 年のベルギー独立革命の後、その中心都市のひとつブリュッセルでは、かつて芸術分野においてこの地域が占めていた高い地位(つまり、フランドル楽派隆盛期の芸術的地位)を新国家の下で回復させることが目指された。そのため、ブリュッセル王立音楽院では、ヨーロッパ諸国の優れた人材や音楽が取り入れられ、ヨーロッパに通用するような高度な芸術音楽を涵養する教育が行われることになる。一方、1840 年以降の音楽史記述からは、ベルギー人によるベルギー音楽の確立・普及を目指す方向への転換がうかがえる。  本稿の目的は、1840年代のベルギー/ブリュッセルに流通していた音楽雑誌『ラ・ベルジーク・ミュジカル』における「ベルギー音楽の諸々の発展に関する歴史概要」を、その周辺事項とともに読み解き、この時期の歴史記述における「ベルギー音楽」像を探ることである。詳細な記述分析により、同時期のベルギー/ ブリュッセルにおいて、西洋音楽発展の源泉であり、基礎であり、そして中心である「ベルギー音楽」像が創り出されていることを示したい。}, pages = {59--67}, title = {19 世紀中期の音楽史記述に見る「ベルギー」音楽}, volume = {8}, year = {2022} }