@article{oai:hbg.repo.nii.ac.jp:00004670, author = {佐々木, 秀美 and Sasaki, Hidemi}, issue = {1}, journal = {看護学統合研究}, month = {Sep}, note = {application/pdf, 本論では,ドイツで実施されたディアコニッセ養成を原点とした看護教育における女性の有用性とその教育の歴史的変遷を論じつつ,その精神性について探求を成した。フリードナー牧師のディアコニッセ養成は,全ての女性たちがキリスト教的精神でもって,女性たちを同一の信仰の下におけるよう“母の家”という一種の寄宿舎としての集合母体を作ったことであり,養成されたディアコニッセは“母の家”に所属し,求めに応じ看護師・教育者として社会貢献した。他方,ナイチンゲールは,当時,主流の科学論を参考にしつつ,看護の専門職者として女性を教育することによって,女性の経済的・精神的自立・社会的自立を推進することであった。その精神は神の道に通じる仕事としてキリスト教的精神が求められ,病院看護の質的向上に貢献し,人々の健康問題改善・維持・向上に多大な貢献をした。フリードナー牧師とナイチンゲールはともに,キリスト教的精神で女性に教育を施し、地域社会に貢献させるという取り組みで女性の社会的有用性を実証したという点では一致したが,教育方法とそのシステム的な施策では大きな違いがあったが,両者共に,社会的役割の位置づけと有用性を起点とする看護教育に発展し,医療福祉ニーズのコミュニテイケアを地域の基盤としたことや必要専門職の教育の基盤,女性の社会的役割拡大への貢献など“看護・福祉・教育”の協働による地域福祉の礎を築いたと言っても過言でない。}, pages = {14--30}, title = {ディアコニッセ養成を原点にした看護教育における女性の社会的有用性とその精神性(Spirituality)の探求}, volume = {22}, year = {2020} }